3Dアバター向けファイルフォーマット
「VRM」の策定・普及を目的とした
「VRMコンソーシアム」
2019年2月の設立を目指し、
現在 会員を募集中です。
2017年末からのVTuberの登場以降、3Dアバターモデルを取り巻く環境は劇的に変化しています。
3Dモデル活用の歴史が長いアニメ・ゲーム分野を始め、今後の市場成長が見込まれるAR/VR/MR分野においても
3Dアバターモデルの制作・利用の需要はますます高まっていくことと思われます。
一方で、VRやVTuber等でそれら3Dアバターモデルを取り扱おうとした場合、利用するアプリケーションごとに
仕様が異なっていたり、アバターの視点・骨格がVR内では適切に設定できておらず、複雑な作業が必要など、
クリエイターや開発者が3Dアバターモデルを容易に創作・活用できる環境が整っていないのが実状です。
また、3Dモデルの知財・著作権や、VTuber自身の人格など、新たな権利保護の必要性も生まれて来ています。
そこで、この課題を改善すべく
「人型のキャラクターや3Dアバター」において
細かいモデルデータの差違を吸収・統一し
アプリケーション側の取り扱いを簡単にする
プラットフォーム非依存の3Dアバターファイルフォーマット「VRM」を提唱するとともに、
これらVRMの普及と統一規格の策定を目的とした「VRMコンソーシアム」を設立するものであります。
VR時代の3Dキャラクター・アバター使用を想定したプラットフォーム非依存のファイル形式です。
従来の3Dモデルとしてのテクスチャやボーンといった情報に加え、視線設定など一人称で操作するアバターに必要な情報を扱えるようにし、環境により異なるスケールや座標系などを統一することで、3Dアバターが配信・ゲームなどあらゆるプラットフォームで使用されることを想定しています。
また、人が操作して人格を演じるアバターの特性を考慮して、このアバターを他人が使用しても良いか、暴力表現をしても良いか、などアバター特有の権利までもファイルに埋め込むことが可能です。
将来的には3Dモデルの権利保護の機能を兼ね備え、アイテムやアバターの着せ替え販売を実現するなど3Dモデルが流通する際の標準フォーマットを目指していきます。
「VRM」はVRアプリケーション向けの人型3Dアバター(3Dモデル)データを扱うためのファイルフォーマットです。
glTF2.0をベースとしており、誰でも自由に利用することができます。
また、Unity向けのVRMファイルの読み書きを行うC#による標準実装(UniVRM)がオープンソースで提供されます。
VRMドキュメントhttps://dwango.github.io/vrm/
VRMがもたらす未来を発起人13社のプロダクトで表現したイメージムービー
©VRMコンソーシアム
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